業務用エアコンの室外機を自然災害から守るには?
日本では数多くの自然災害が発生しています。そんな自然災害によって業務用エアコンの室外機が被害を受けるというケースが増えています。業務用エアコンの室外機が被害を受けると運転が出来なくなるというだけでなく、修理をするのにも費用がかかることになります。
そんな大切な業務用エアコンの室外機を自然災害から守るためには、どのようなことが出来るのでしょうか?まず、1番警戒しておきたいのが転倒してしまうというリスクについてです。室外機が転倒してしまった場合には、冷媒ガスが漏れだしてしまうという可能性が高くなります。冷媒ガスが漏れだすと地球環境にも悪影響を与えますし、冷暖房が効かなくなってしまうことになります。転倒させないようにするために、コンクリート製のブロックにしっかりと固定しておくことが大切です。それに加えて壁に固定するようにしておくと、室外機が転倒してしまうというリスクを大幅に低減することが出来ますよ。室外機の重さは家庭用よりもかなり重いですが、台風などの場合にはなんの対策もしていないと転倒してしまうというリスクがあるので注意するようにしましょう。自然災害から守るためにぜひ参考にしてみてください。
業務用エアコンの寿命と点検と入れ替えの豆知識
業務用エアコンの寿命について
業務用エアコンを使用する際に、気になるのが業務用エアコンの寿命がどのくらいなのか?ということでしょう。結論から言えば、業務用エアコンの寿命というものは、使用している環境によって大きく異なります。1日あたりの運転時間が長ければ、それほど寿命も短くなります。温度や湿度の変化が激しい場所などで使用する場合などにも寿命が短くなります。
一般的な業務用エアコンの寿命の目安としては約10年前後と覚えておくとよいでしょう。これは、最低10年持つことを保証するというものではなく、さきほど書いたように使用環境によって寿命が短くなるということもあります。業務用エアコンの寿命を少しでも延ばすには、定期的なメンテナンスがとても大切です。
購入して、設置してからまったくメンテナンスをしていないものと、定期的に行なっているものでは寿命に差が出ます。自分で行うことが出来るものと、業者に依頼した方がよいものがあります。業務用エアコンに故障などがないという場合でも定期的に行うようにしましょう。そうすることで、業務用エアコンの寿命を延ばすことが出来るのです。チェックしておきましょう。覚えておくと役立ちますよ。
業務用エアコンの点検について
業務用エアコンの中で覚えておきたいのが、フロン排出抑制法という法律です。フロンガスは地球環境に悪影響を与えるということから、業務用エアコンなどの機器の点検を行う必要があります。対象となるのは、第一種特定製品です。対象となる機器については、簡易点検や定期点検を行い、その記録を作成、保存することが求められます。
簡易点検については、3ヵ月に1回行う必要があります。これは自分で行っても、外部の業者に依頼してもどちらでも大丈夫です。冷媒ガスにフロンが使われている、第一種特定製品が対象です。業務用エアコンの簡易点検においては、室内機と室外機を目視でチェックする必要があります。
異音や異常な振動、油が漏れていないかどうか、腐食、さび、傷がないか、霜付きになっていないかなどを確認します。このような、異常が確認された場合には、修理業者に連絡して修理をしてもらう必要があります。このように簡易点検を一定の期間ごとに行うことで異常を素早く発見することが出来ます。業務用エアコンにとってはとても重要なことなので、フロンガスをみだりに放出させないようにするためにも、しっかりとチェックしておきましょう。
新しい業務用エアコンを選択する際のポイント
使っていた業務用エアコンが寿命で新しい業務用エアコンをどれにしようか悩んでいるという人も多いでしょう。そんな業務用エアコンを選ぶ際のポイントについて紹介します。業務用エアコンを選ぶ際には、値段だけで決めてしまうというのは絶対に避けましょう。値段がいくらであるかはたしかにとても重要なポイントですが、それだけで選んでしまうのはとても危険です。
まず、部屋の広さや熱源があるかどうか、近くに出入り口があるかどうかなどを確認しながら、業務用エアコンの必要な能力、つまり馬力がどのくらい必要なのかを検討します。また、部屋の形などや環境などを考慮してどの機種にするかを選びます。工場のような油や粉塵などが多い場所には普通の業務用エアコンを付けることは出来ません。そのような場合にはしっかりとした耐久性のものが必要となります。
業務用エアコンの機種が決まったら、部屋のどの場所に取付るかを検討します。これについては施工業者と一緒に決めるようにするとよいでしょう。設置場所は室内機だけでなく、室外機の設置スペースも決めておく必要があります。
このように業務用エアコンをどれにするか選択するという場合には値段だけでなく、総合的に判断をする必要があります。